俺は子どもと相対する時に意識的に使わないようにしてる言葉がいくつかある。これは相手への敬意を失わないように、下に見ないようにする努力なのだが、以下はその一部である。
・お前
・所謂男性語(ちなみに子どもへの一人称は父ちゃんである)
・無理
・強い制止を意味する語(ダメ!など)
・きょうだい間や他の子どもと優劣を付けるetc
これらは割と当たり前にどのご家庭でも使わないようなものと思っているが、何せ現在お父さん歴2年目の新米である。日々自戒である。以下、これらを使わない理由をつらつらしていく。
お前
単に一人称者から二人称者への位置エネルギーを意識させうる言葉であるため。他の二人称や名前で代替可能なのに敢えて使うこともないと考えている。同じ理由で子どもにも使ってほしくはない。
所謂男性語
これも上記と同じ。俺の執筆内容はまた別の話。怒りや攻撃性のニュアンスを出してしまい、周りと自分に不快なコミュニケーションとなってしまうかもしれないため。
…もっとも、綺麗な言葉だけでコミュニケーションをとっていると、男性語を扱う輩への耐性が漸減していくかもしれないが。
無理
状況次第だが、能力の否定感や頭ごなし感が強く出るため。そして子どもにも使ってほしくない。自分で自分に無理って言ってほしくはない。ちなみに子どもからの無理難題があった場合、要望への対応内容をすり替えてでも対処している。
例:宇宙船乗りたい→父ちゃんが宇宙船としてごっこ遊びor子どもの写真と宇宙船のイラストを雑コラする など
強い制止を意味する語
ダメとかやめてとか。これも頭ごなし感が強く、理由がわからないから子ども心にストレスであったため。ちなみに俺は要件を2つ満たした時に極限定的に使っている。その要件は危険性が高く、緊急に対処すべき時である。なお過去の例は以下の4つ。
交差点へのリードなしダッシュ
う〇こを手掴み未遂
固いもので母ちゃんを殴打未遂
磁石丸飲み未遂
きっと他にも階段とかドアとかのケガの危険性があるところで妻から警告されているかもしれないが、俺からはこんなもんである。
きょうだい間や他の子と優劣をつける
単に相対評価してどうすんのと。ちなみに比較しないとか、他の子が優れていること言わないということではない。あくまで優劣を付けないだけである。〇〇君は〜が上手なんだとか、お姉ちゃんぼうやは弟ぼうやより大きいとかそんなんは事実なので気にしていない。つまるとこ劣位を煽りさえしなければ比較するのは構わないのである。
親という子どもから見たら絶対的な自身の評価者が、子どもの劣位を煽っても得られるものが少ないだろうと思うので、このテの発言はしないようにしている。
なおこれらの言葉達について考えてみた結果、これはは子ども相手に限らないと思い至り、なるべく周囲の方々へも使わないようにしている。
親になって言葉の伝え方や情報の取捨選択を再度考え直すことは、どの親御さん達にもあることかと思う。子育てを通じて子どもや周囲の人を尊重するコミュニケーションが当たり前になってったらいいなぁと妄想する今日この頃である。
まぁ妻は俺に男性語使ってくるんですけどね。
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