トラブル発生時の第一声

子育てのライフハックなお話

俺と妻ではトラブルが起きた時の第一声が異なる。具体的には俺は「あららら〜」で妻がなんらかの大声を出す。

お皿を割ってしまったとか、子どもがお漏らししたとか、ゴキブリが出たとかそんな時は大抵この反応である。

妻の反応はごくごく一般的なものだと思うが、俺は意識的にあららら〜と言うようにしている。何かが起こってしまった時、周りに知らせるべき本能として大声を出すのかもしれないが、大抵の場合命の危機の叫び声でもない限りはその必要はあんまりないものだろう。今まさにケガしてます!とかケガ人がいます!とかのための大声がそれね。

では一方でなんだってあららら〜と言うのかと言うと、発言に余裕があり、自分と周りを落ち着かせる効果があるからである。

試しになんらかのトラブルが起こった時に言ってみると謎に落ち着くのがわかると思う。

先の例だと、あららら〜の一言の間に、皿を割った→ケガの確認と片付け、お漏らし→お着替えと次はトイレでしようね〜と声かけ、ゴキブリ→駆除と具体的な行動が思いつき、割とすぐ対応可能である。ちなみに大声を出した場合、フリーズ時間を挟むので対応が遅れがちである。少なくとも妻の場合。

加えて、あらあらすることで大声出すよりストレスを抑えられる。子どもにしても大人にしても。

なんらかのトラブルの因子が子どもである場合、子どもからしたらいきなり大声を出されりゃ不快なことだろう。大抵尋常でない声質だし。我々大人も普通にしてて自分よりでかい何者かに大声だされたらそりゃ固まる。海外旅行中に外国人に怒鳴られるみたいな。そうすると子どもの立場を想定ぢて大声出すのはやらんほうがええのはわかってもらえるだろう。まぁおっさんにあらあらされてもキモいかもしれんがそれは仕方ないあきらめろ。

一方で大声を出す大人の側もストレスだったりする。先の例の皿割る、お漏らし、ゴキブリ、いずれにしても大声を出した後には攻撃や恐怖のスイッチが入りがちだと思う。危機に瀕した時の闘争・逃走反応的な。これは大声を出した当事者以外にもすぐに伝染するので厄介である。自分のすぐそばで大声を出されて不快にならない人は少ないだろう。キモかろうがなんだろうがあらあらされる方が余程マシである。

ってなことを妻に言って聞かせて教育中である。子どもたちも教育前よりは余裕があるように見えなくもない。頭で理解したら割とすぐ行動につなげられるのはホントすごい。母ちゃんはえらいな!

ともあれ、対応する自分のためにも周りのためにも、なんらかのトラブルがあったらとりあえずあらあらしてみてはいかがだろうか。意外と使う状況は多いし、少なくともトラブル発生時に関係者に生じるストレスの総量は多少減らせるはず。子育て世帯にほんとおすすめ。

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