アラサー父ちゃんには時間がない、というお話
育児をしていると時間が足りないということが多々ある。仕事もしていると尚更である。
毎朝起床から保育園への送りまで、そして終業から保育園の迎えまではとりわけシビア。朝はごはんを食べつつ食べさせつつゴミ出しとかやってるうちにタイムリミットだし、職場は終業から逆算して仕事を組み立てているものの急な打合せなどの横槍が入り、時間内に仕事を終わらせることが困難ということが多々ある。
そんな時、俺の場合やることを即諦める。時間内に全部はできませんと。
朝ごはんが間に合わなければお弁当と称して朝ごはんをおにぎりやサンドイッチにして持たせるし、仕事は「お迎えあるんで」と即帰る。後者は幸い大した責任もない立場だからできていることなのだが。
急ぎの仕事や急な打ち合わせを終業間際にぶっ込んでくる輩については、そいつらが悪い、管理職がなんとかしなさいよ!みたいな気持ちで声には出さないが時間でぶっちぎって即行動する。
ここにおいて、父のあるべき論やバイトじゃないんだから論はわかる、わかるしそういった論調に合わせようとも思っている、が、出来ぬものは出来ぬ。俺の時間は有限だし、保育園の開園時間も限りがある。たぶん俺の職場でのヘイトはそれなりに高いのだろうが、俺は家庭での時間を選んだ。会社制度の範囲内で。おかげで俺は残業した時の妻からのヘイトを慢性的に浴びずに済んでいる。ありがとう職場、すまねぇ職場。俺の時間は通勤昼休み込みで10時間しか割り当てできないのだ。
結局、家庭に割く時間と仕事に割く時間のバランスと、家庭と職場とのどちらのヘイトに耐えうるかが我々お父さん方の永遠の課題なんだと思う。そして青い芝生なんだろうが在宅ワーカーや在宅個人事業主が羨ましい。とても羨ましい。
俺は現状では職場のヘイトを気にせず、時間内で最低限の仕事をこなし、年齢給を下回るお賃金をもらってなんとか家庭にコミットしている。一応これが今のところ個人的な最適解である。
一方で羨ましいならやりゃええやん、てなわけで追々俺も在宅個人事業主になっていくつもりである。とりあえずは目下の生活費を賄うだけの収入の確保をしたら退職する。いつになるかはわからんが。
さて横道に逸れたが、俺は妻のヘイトを稼がず、家庭での子ども達との時間を有意義なものにしたいし、それなりに金も稼ぎたい。以前ワーキングママは欲張りという論調が炎上していたが、たぶんそれ子育て世帯の大半のご両親がそうだ。そしていまのところの有効打が、職場を時間で去るというヘイト稼ぎくらいしかないのが問題なのではないか。
同じ立場のお父さんお母さんが少しでも気楽に過ごせるようなポジションを模索しつつ、今日も俺は職場でヘイトを稼ぐのである。
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